カラーン。
「こんにちはー」
 アルモニカの扉を開けて、扉につけた鐘が鳴ると同時に穏やかな声が店内に響き渡る。
 来た…!
 わずかな緊張を隠すために、チハヤは一旦一呼吸してから厨房から顔をあげた。
「やあ」
「あ、チハヤ? もう来てるの?」
 お日様のような明るい笑顔。チハヤが好きなあの笑顔を浮かべて、ヒカリが店内に入っ
てくる。いつもの作業着は相変わらずだけど今日はその彼女が例の“ちゃらちゃらしたメ
イド服”に着替えるのである。心が躍るのを押さえつけながら、チハヤは努めてそっけな
い声を出す。
「その日に特別ランチセット出すからね。それの準備」
「あ、特別メニュー出すんだ。へえ、楽しみだなあ、どんなの?」
 ヒカリはひょこひょことした足取りで厨房に近づいて、カウンターに身を乗り出させた。
「パスタのセットと、丼モノは決定したんだけどね、あともう一つ何にしようか迷ってる
んだ」
「……パスタと丼ものってまたかけ離れてるね…」
 カウンターの上に腕を組んで体重を乗せ、ヒカリは厨房をのぞき込む。
「どういう人たちが来るか想定できてないんだよね。家族連れもターゲットの中に入って
るっていうし」
「じゃあ、お子様ランチとか?」
「……お子様ランチか……。考えてなかったけど、メニューに入れておいた方が良いか
な?」
 考えてもみなかった事を言われて、チハヤは口元に手を当てた。酒場という大人しか相
手にしてない商売だったため、お子様ランチなど想定していなかったのである。
「家族連れって、そういう事じゃない? ましてやサーカスの前にやるんでしょ?」
「そっか…そうだよね…。じゃあ、それも入れるかあ……。けど、あんまり増やすと今度
は僕が死ぬしなあ」
「ふふ。手伝ってあげたいけど、給仕がどこまでできるかわからないからなあ、私は」
 それはまあ、彼女が横で手伝ってくれるなら忙しい時のほんの一瞬でも心が落ち着くか
もしれないけど、少し無理そうだとチハヤは思った。
「ヒカリ! もう来てたんだー」
 カラカラという鐘の音に振り返れば、キャシーがシーラとコトミを引き連れて店内に入
ってきた所である。それを見て、ヒカリはカウンターに寄りかかるのをやめて振り返って
軽く頭を下げた。
「こんにちはー。今日はよろしくお願いしまーす」
「あははっ。寸法直しにコトミも連れてきたからね。ばっちりだよ」
「よ、よろしくお願いします…ね」
 引き連れられてきたコトミは、うすく頬を赤らめながらこちらも頭を下げる。
「じゃあ、早速始めようか。ここで着替えるのは無理……だから、私の部屋を使おうか」
 キャシーがちらりとチハヤを見て、女の子達を引き連れていそいそと酒場の奥へ引っ込
んでしまう。そして、ホールと私室をつなぐ部屋の扉がパタンと閉じられた。
「……………………」
 しまったああああああ!
 チハヤは女の子達が見えなくなってから、思わず突っ伏した。
 男が一人でもいる同じ室内で、女の子達が着替えなんかするはずがない。それは当然だ
としても衣装合わせもキャシーの部屋の中でやられたら、今まで何のためにチハヤは先日
からこんなに早く酒場の厨房にこもっていたというのだ。
 いやまだあきらめるのは早い。今、この酒場でただ一人の男という事で見せにくるかも
しれないではないか!
 何とか立ち直り、チハヤは包丁を握り直す。と、ともかくさっきのお子様ランチメニュ
ーも検討しなくてはなるまい。
 …まあ、定番にケチャップライスにオムレツ、魚のフライ、ナポリタンスパゲティに小
さなサラダでもつけて、プリンでも添えれば良いだろう。量ももちろん少なめにして……。
メニューは決まったとして、アレンジは加えた方が良いだろうか。
 包丁を手放し、エプロンで軽く手を拭くと手元に置いてある使い込まれたレシピ集を開
く。迷ったら基本に立ち返るのも悪くない事だとユバに教わった。
 レシピ集をぱらぱらめくり、チハヤにそこに並ぶ料理の数々を眺めていた。
 そこへ、奥の方がなにやらきゃいきゃい騒がしいと思ったら、女の子達がぞろぞろとこ
ちらへやって来たではないか。
「だからさ、これ着て給仕するんだからまず慣れないと」
「私は出迎えるだけで良いんでしょ? 踊って良いって言うなら踊るけど」
「それ着て踊るの?」
「ふふっ、面白そうじゃなーい」
 キャシー、シーラ、そしてヒカリが“ちゃらちゃらしたメイド服”を着て、ホールに姿
を表す。最後に、コトミがちょこちょことみんなの後についてきた。
 そして、キャシーが厨房に突っ立っているチハヤを見つけて、片手を高く上げて見せる。
「や、チハヤ。どう? 着てみたよ!」
「どうって……」
 チハヤはとりあえずみんなのメイド服姿を見回してみた。
 柔らかそうなブラウスに、膝上丈の黒いワンピース。そして、フリルとレースであしら
われた可愛らしいエプロンに、白いヘッドドレス。この服のデザインというのが、エプロ
ンが胸を強調させるように盛り上げていて、思わずそちらに男として目がいってしまう。
 はっきり言えば、みんな可愛い。まあ、ちょっとシーラが彼女自身の雰囲気と似合って
ない所を感じるが、都会でもこれだけのレベルの女の子は揃えられないんじゃないかとい
う程だ。
 ヒカリを見ている視線を悟られないようにして、チハヤがなんとか抑えた声を出す。
「……まあ……悪くないんじゃないの?」
「あはは。チハヤが褒めてるくらいならイイセンいってるんじゃない?」
 チハヤの性格を見越したキャシーが褒められたと知って、明るく笑った。
「け、けど、この服、二人と並ぶと、なんだか…、な感じになるね…」
 ヒカリは少し居心地悪そうに自分の両隣に並ぶシーラとキャシーを見て苦笑する。
 確かにシーラは豊満なバストがエプロンの上で窮屈そうにしているし、キャシーも豊か
な胸を強調するように膨らんでいた。二人が並ぶとなかなか迫力あるバストなのは見てと
れ、それに比べると確かにヒカリの胸は控えめに感じた。
「えー…? ……でも、ヒカリだってちゃんと胸あるわよ?」
 すぐにヒカリの言ってる事を理解して、シーラは目をきらっと光らせて彼女の胸を見る。
思わずコトミは3人の影で自分の胸を見つめてしまったのだが、その行動は誰にも気づか
れなかった。とりあえず、この服を着た二人に並ばれると、ヒカリでなくても胸に妙なプ
レッシャーを感じる事だろう。
「…ちゃんとって……そりゃ…一応私も女だし……」
「うーん……。寄せて上げれば大丈夫よ! 胸のまわりの肉を持ってくんのよ」
 言って、シーラは突然ヒカリの胸を真正面からがっしりつかんだ。
「ひゃっ!」
「!!!」
 突然の事にヒカリも驚いたし、見ていたチハヤもコトミも驚いた。キャシーも驚いたが
彼らほどのリアクションは見せなかった。
「きゃ、ちょっ、や、なになにーっ!?」
「もっとこう、まわりの肉を寄せて……」
 シーラはぎゅうぎゅうとヒカリの横胸あたりをつかんで、エプロンの上に出そうともみ
上げている。
「ひ、ひえ、やめ、やめてってばー!」
「ほら、ジッとしてなさいって。もっと、もうちょっと」
 さらにシーラはヒカリの背後に回り込んで、背中からぐにぐにと彼女の胸をもみしだく
ようにエプロンの上に押しだそうとしている。
「大丈夫よ。あなた結構バストあるじゃない」
「ちょっとーっ!?」
 半泣きしながらヒカリがじたばたするのを、シーラは背中から羽交い締めにして胸を揉
んでいるのだから、すごい光景になっていた。
「…なにやってんのよ……」
 キャシーの冷静で呆れた声が、いくばくかのテンションダウンを周囲の雰囲気に与えて
いたが、その光景を見ているチハヤの方はもはや目が釘付けである。
「人が見てるのにやめてよー!」
「人が見てるって…」
 シーラは一瞬、ヒカリの胸を揉む手を止めて、このホールにいるただ一人の男であるチ
ハヤを見た。思わず彼女と目があってしまい、チハヤは心持ち顎を引く。
「いいのよ、あんなのカエルの置物だとでも思っておきなさいよ」
「かぇっ…」
 なんだそのカエルの置物というのは。
「そういう問題じゃなくっ、ひやっ、ちょちょちょっ…!」
 ますますシーラの手つきが妖しくヒカリの胸をもんでカタチをぐにぐにと変えさせるも
のだから、チハヤの方もますます目が離せない。
「ほーら、これで見栄えするようになったじゃない」
 シーラが満足そうにやっと手を離すと、なるほど先ほどよりかは胸が大きくなったよう
に見えた。チハヤは心の中でシーラに拍手喝采を送ったのだが、表情に出さないようにす
るのは割と大変だった。
「もう!」
 頬を赤らめて、ヒカリは自分の胸を手で隠してシーラを軽く睨み付ける。
「当日は寄せて上げるブラ使いなさいよ。バストのラインが綺麗に出るわよ」
「大きなお世話です!」
 顔を赤らめながら、多少むくれた顔のヒカリがきっぱり断った。
「ねえ、そういうブラ、あなたの所にあるんでしょ?」
「え? ええ、えーと……あります……けど…」
 まさか話を振られるとは思っておらず、コトミは一瞬ひどく驚いて、そして両手をもじ
もじと組み合わせながら大きくない声で頷く。
「いいから、人の話を聞いてよー」
 情けなさそうなヒカリの声が響いた。とりあえず、シーラにとってチハヤの存在はカエ
ルの置物らしく、男が一緒にいる場所ではしないような話をしている。
「…ともかく、えーと何だっけ……」
 さっきの騒ぎで何をしに来たのか失念したらしい。キャシーは軽くため息をついて、人
差し指をおでこにつけて何をしようとしていたのか思い出そうとしていた。
「えーっ…と、そうそう。この格好で給仕しなくっちゃいけないからね。ヒカリにも練習
してもらわなくっちゃ」
「私はできないから」
「はいはい……」
 もうシーラにそちらの方面で期待はしていないのだろう。キャシーは呆れたように軽く
流して、いつも自分が使っているお盆を取りに厨房の方にやってきた。
「えっと……トレイトレイっと……」
 小さくつぶやきながら、棚から銀色の盆を二枚取り出すと、それを持ってヒカリ達の方
へ行く。
「はい、これ持って。あ、コトミ、寸法直し有り難う。これで大丈夫そうよ」
「あ、いえ…そんな…」
 ヒカリにもう一枚のお盆を手渡してから、今まで静かに立っていたコトミに気づいてキ
ャシーは声をあげた。
「悪かったね。こんな事に付き合わせちゃって」
「コトミに寸法直ししてもらったなら安心だし、助かったよ。ありがとう」
「そうね。あなたの腕が良いってのは見ててもわかるし。ちゃちゃっとやってくれるんだ
もん。さすがねえ」
 キャシーに続いてヒカリ、シーラに礼を言われたり褒められたりすると、コトミははに
かむように微笑んで頬を染める。
「あ、いえ……。あ、じゃあまた何かあったら呼んでくださいね。…それでは…」
 3人にぺこりと頭を下げて、チハヤに向かって軽く会釈をすると、コトミは鐘の音をさ
せて酒場から出て行った。しばらく、その後ろ姿を見送っていたキャシーだが、気を取り
直したようにヒカリに向き直る。
「さて、練習練習。まず、背筋をピンとのばしてね。トレイを持つ手の肘をおなかにくっ
つけるの。そうそう」
 キャシーの指示に従い、ヒカリは戸惑いながらも背筋をただして、肘を腹につけてトレ
イを持った。
「肘でトレイを支える感じでね。いきなりたくさん持てとかは言わないから。じゃ、歩い
てみてよ」
 どうやら本格的に給仕訓練が始まったらしい。少し名残惜しい気もするが、チハヤは彼
女達から視線を外して、随分目を離していたように思うレシピ集を眺めた。
「メニュー決まったの?」
 キャシーとヒカリが給仕訓練をしだしたので、ヒマになったキャシーがカウンターにや
ってきて話しかけてくる。どうやらカエルの置物から存在感が格上げされたらしい。
「まあ、なんとなくはね。で? キミはその格好でにこにこしてるだけなの?」
「そうねー。まあ、良い機会だから、これで踊ってみようかなーって思ってるんだけどね
ー」
 本当にダンスの事しか頭にないシーラらしい言葉だ。毎日ダンスの練習は欠かさないし、
チハヤも彼女の踊りの腕はかなりのものだと認めている。もっともそれ以外はどうなのか
なと思わないでもないのだが、自分自身、人の事を言えるものではないというのも自覚し
ていた。
「なにか新しい客層でも取り込めれば、面白いかなあと思ってるんだけどー」
「ふーん」
 特に興味もなさそうに、実際興味は本当にないのだけれど、チハヤはレシピ集のページ
をめくる。
「でー? そちらさんはメニュー決まったわけ?」
「大体にはね。一応作ってみるから、みんなに試食してもらおうとは思ってるけど」
「あらそ。じゃあ、楽しみにしといてあげるわ。あんた見てるとさ、人って何か一つでも
取り柄はあるもんだなって思うのよねー」
 大きなお世話だ。
 あまり認めたくはないけど、シーラと自分は他の人よりは共通点が多いような気がする。
あまり人付き合いが好きじゃないところや、長所をひたすら伸ばし続けようとするところ
は似ているような気がするのだ。
「…とはいえ、ヒマね。この格好で踊れるか、私も練習するか……」
 給仕訓練を続けている二人を眺めてから、シーラはもたれかかっていたカウンターから
身体を起こすと、腰を振りながら酒場に設置されている舞台の方へと向かった。
 チハヤはそちらの方は見送らず、キャシーとヒカリの方にちらりと視線を向かわせる。
 今はお冷やの置き方を教えているらしい。
「コップの口をもっちゃだめだよ。下の方を持つの。そうそう」
「なんか、色々小さな決まり事があるのね。お客の時はもらうだけだったけど」
「そうでしょ。逆に知っちゃうと食べに行った時なんか、こっちがウェイトレスの手つき
とか気になって観察しちゃうんだよねー」
「へえー」
 二人はにぎやかに練習をしている。
 ヒカリが笑ってる。話してる。動いてる。ここにいる。
「………………」
 チハヤは小さく息をついてレシピ集をひらいて、しおりをはさみこんだ。これを参考に
しようと思ったのに文字が目に入らず、彼女達の会話に耳をそばだてて聞いている自分が
いる。彼女の声が聞こえてくるからだ。
 早く、料理を作って試食してもらわないといけないのに…。
 集中できない頭を軽く振って、なんとかチハヤは目前のレシピ集を読むように努めた。

「こんにちはー! ごめーん、遅くなっちゃった」
 オレンジ色の夕日が窓から斜めに射し込む頃、ばたんと大きく扉を開けて息せき駆けて
少女が飛び込んできた。
「ああ、マイ。やっと仕事が終わったんだ」
「うん。これでもパパに頼んで早引けさせてもらったんだけど…。あーやっぱり遅くなっ
ちゃったねー」
 マイは上着を脱いで、ホールの壁にかけられた時計を見やる。
「いいよ。今日は開店は6時からだから。マイは衣装合わせだけで良いし」
 結局、キャシーはヒカリの付け焼き刃の給仕も不安に思ったようで、マイにも頼んだの
だ。彼女なら、ウェイトレスが仕事のようなものだから、衣装合わせだけで済むし、忙し
くても頼りになるだろう。
「あ! へー! へー! みんなもう着たんだ。なになに? ヒカリも似合ってるよー」
「そ、そう?」
 早速マイは女の子達が着ているメイド服に気づいて、近寄ってきた。それに、ぎこちな
い笑顔で応えて、ヒカリは照れ隠しに頬を軽く指先でかく。
「服、私の部屋にあるんだよ。こっちこっち」
「あ、はーい」
 マイが来た事で、キャシーは給仕訓練を一度中断し、彼女を連れて自室へと案内するた
めこのホールから出て行った。
「じゃあ、私は脱いじゃおうかな。そろそろ仕事用の衣装に着替えないといけないし」
 それを見ていたシーラは、二人に続いて着替えるために同じくホールから出て行く。
 一人残されたヒカリは彼女達をちょっと見送っていたが、手持ちぶさたとなったか厨房
で料理をしているチハヤの方に近づいてきた。
「良いにおいしてきたけど、もう少しで完成?」
「ん? うん。そうだね」
 少し手が空いたスキに彼女を盗み見ていた。今は、そんな事をしなくても真正面から見
ても良いだろう。
 いつもより突き出すように強調された胸元に、ついつい行きそうになる視線を悟られな
いようにしなければ。
「後でみんなに試食してもらうからさ。ヒカリも食べてってよ」
「あ。じゃあ、帰って夕ご飯食べなくても良いくらいの量ある?」
 一人暮らしだからか、やはりこれから帰って夕食を作るのは、わずらわしく感じるのだ
ろう。ここで済ませておきたい気持ちはわからないでもない。チハヤは思わずもう少し作
っておけば良かったかもと後悔するが、今更仕方がない。
「…そこまでの量はないけど…」
「そっか…。ま、いいや。ねね、何作ってるの?」
「イカスミスパゲティと昼頃、お子様ランチはどうだって言ってただろ? だから、それ
になりそうなのと、あとケーキセットの一つをね」
「あは、ケチャップライスだ。これ、当日はちゃんと旗を立てるの?」
 早速ヒカリは、プリン型にかためられたケチャップライスを発見して嬉しそうに眺めて
いる。
「そこまではするつもりはないけどな。その旗を用意するのが面倒だよ」
「……そっか。…でも寂しいからてっぺんにエビでも乗っけない?」
「他人事だと思って。作るのは僕なんだけど」
 軽口をたたき合っていると、チハヤの心と腕が軽くなって浮き立つような気分になって
きた。もっと近くに来てくれれば、もっと美味しい料理が作れそうな気にもなってくる。
「ヒカリ〜! ヒカリもそれ脱いじゃって。そろそろ開店準備しないといけないから」
「あ、はーい」
 しかし彼女は、ホールと私室を通じさせるドアからひょこっと顔を出したキャシーに呼
ばれて、背中をさっと向けると厨房から離れて行ってしまう。
 ホールには一人、チハヤが残されて料理する音だけが響いていた。
 毛布がはぎとられたかのように、なんだか寂しく感じる。
「………………」
 だいぶ深みにはまってるなと、チハヤは一人でため息をついた。なんとか頭を切り換え
て、魚のフライの様子を見た。あとはみんなが解散する前に試食してもらうだけである。



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