「ああ、クレア様。お帰りなさいませ。タイネーブ、ファリンもご苦労だったね」
 書類の束を持ち、シランド城の廊下を歩いている所に、こちらへ向かってくるクレア達
を見かけ、アストールは会釈をして出迎えた。
「ええ、ただいま」
「ただいま、帰りました」
「帰ってきましたですう」
 クレアも会釈で返し、タイネーブとファリンはきちんと頭を下げた。ネルが抜けた穴は、
今はこのアストールで埋めているのだ。
「どうでしたか? ネル様の結婚式は?」
 アストールの問いに、クレアは苦笑した。タイネーブとファリンは顔を見合わる。今回、
クレアはタイネーブとファリンを連れてネルの結婚式に出席していたのだ。
 一応でも何でもアルベルは、アーリグリフの将軍である。面倒であろうが、何であろう
が正妻を迎える以上、体面上それなりの結婚式をせねばならない。
 クレアはネルの親友としても、光牙師団の部隊長としても、国賓というカタチで招かれ
た。タイネーブ達は彼女達が是が非でも出席したいという事で、言わばオマケであるが。
 アストールも出席したかったが、シーハーツの軍事関係連中トップを、そう何人もアー
リグリフに向かわせられるわけがない。ただでさえネルが抜けた穴の処理が大変だという
のに。
「幸せそうだったわ。あんなネルは久しぶりだったわよ」
「私は初めて見ました」
「私もですう」
 分かれた意見に、アストールはちょっと首をかしげた。
「ネーベルおじ様が生きてらした頃は、ああいう笑顔も、よくしていたんだけれど…。な
んか……、癪だったわ…」
 苦笑しながら、クレアは寂しそうに言う。幼い頃から姉妹のように生きてきたのに、途
中から現れた、どこの馬の骨とも分からぬ輩に、横取りされてしまったような感じだ。
「そ…そうですか。タイネーブ達は?」
「ええ…。その、…なんだか、ネル様も女性だったんだな、とか…。…なんか、改めて思
いました」
 タイネーブはなんだか悲しそうである。アルベルの戦闘力は認められても、ネルの婿と
しては認められそうにない。それの他に、なにか別の期待や妄想を、ネルに抱いていたよ
うだ。白いドレスのネルが、タイネーブの幻想を打ち砕いてしまった気がする。
「私はぁ、お婿さんがどうであれ、ネル様が幸せなら、もういいですぅ」
 ファリンの方は、もはやあきらめモードである。あんなネルを見たのはファリンも初め
てだ。無理矢理引き離しても、ネルが悲しむのであれば、それはネルをただ苦しませるだ
けであり、ファリンの自己満足にしかならないのである。癪だろうが、ムカつこうが、認
めるしかなかった。
 ネルの妊娠の相手がアルベルというのも驚いたし、その情報と同時に結婚するというの
も、アストール達にとっては青天の霹靂というか、衝撃だった。
 驚いたのはアストール達だけではなく、シランド城内は騒然となった。クリムゾンブレ
イドであるネルが、あの「歪のアルベル」に嫁入りするなど、誰もが予想だにしなかった
事である。実は本人達でさえも予想していなかったのだが、ともかく。
 クレアが事前に女王とエレナに事の顛末を話し、根回ししておいたおかげで、城内の騒
ぎは女王の声で黙らせられた。案の定ラッセル執政間が吠えたが、やっぱり女王に黙らせ
られた。その場にいたエレナにも口添えされては、もうラッセルは黙るしかなかった。
 もしかしなくても、それにより外交で問題が起こるかもしれないし、起こらないかもし
れない。いちいち想定して話しても埒があかないのなら、後手に回ろうがその時に対処す
るしかないだろう。
 なにより、クレアも、あんな笑顔のネルを見せられては何も言えなくなってしまう。仏
頂面のアルベルでさえ、ネルを見つめる瞳は優しい。
 あの二人に何が起こったのか。それはわからないが、アーリグリフ関係者でさえ、あの
アルベルを見て仰天しているのだから、こちらがわからなくても仕方がないだろう。
 表向きはロザリアと同じ扱いで、国家間の友好として、めでたい事として受け取るよう
にさせている。その情報を聞いた人々の反応がどうであれ、とにかく建前はそういう事に
はできる。
 ネルの人気は落ちるだろうが、今は国外だし、もうクリムゾンブレイドでもない。
 今はただ、彼女が幸せそうで良かった。それだけだ。
 クレアは、ここしばらくはやめられそうにないため息をついて、天井を見上げた。
 もう、彼女の私室の隣に、幼い頃からの親友はいないという現実だけが残っていた。



「あああああー。いいなー。いいなー。羨ましいなー」
 ロザリアはもう何度その言葉を言ったかわからない。ネルが産んだ赤ん坊を抱いて、あ
やしたり抱き締めたりして、ため息をついていた。
「あんた、最近そればっかりだね」
 自分でいれたお茶を飲みながら、ネルは呆れた様子でロザリアを見た。
 ネルがこちらに嫁入りし、彼女と王妃ロザリアのお茶会はほとんど定期的に催されてい
た。
「だって、欲しいものは欲しいんだもの…」
 ため息をついて、そして、あどけない目付きの赤ん坊と目が合うと、にっこりほほ笑ん
だ。
「可愛いなぁ…。いいなぁ…。あぁー、私もほしいー」
「…………」
 ロザリアにとりあわないで、ネルはテーブルの上のお茶菓子に手をのばす。
「でも、嬉しいな。アーリグリフでもこうやってネルとおしゃべりできて」
 ネルと二人だけのお茶会では、ロザリアは王妃の貫禄もなにもなくて、ただのかしまし
い娘に戻ってしまう。年齢的には二人ともあまり娘でもないのだが。
 それに、ネルが将軍の妻という立場なら、王妃である彼女もかなり気楽に彼女に会える
というものである。式典ともあれば、アーリグリフで会う事も少なくない。
「はは。妙なものだけどね」
 アーリグリフにいてもシーハーツの話題だってできる。
「………けど、良かった」
 穏やかな笑顔を浮かべ、ロザリアはネルを見つめる。
「何が?」
「ネル、幸せそうで」
「そ、そうかい?」
 いきなりそんな事を言われて、ネルは戸惑った顔でロザリアを見返す。
「そう言われてもさ。赤ん坊の世話は大変だしさ、今まで仕事していたから、なんか物足
りない気がするし」
「……そう言う割りには楽しんでいるように見えるけど?」
「どのへんが?」
「この部屋、全部ネルの趣味で構成されてるし」
「……………」
 アルベルの私室は夫妻の私室となった。ロザリアが最初訪れた時は殺風景な部屋だと思
ったのだが、家族が増え家具等の調度品も増えてきた。そして、そのすべてがネルの趣味
で選ばれたものであったし、元からあったものは装飾やカバーなどがつけられていた。ど
うやらアルベルはこういうものにはまるで無頓着らしく、何も言わないようである。
 ネルは、和風模様の渋い色合いが好きなようで、そのようなものばかりだったりする。
「赤ちゃんのこの服なんて、楽しんで作ってるように見えるけどなー」
 赤ん坊をつつむ衣服はネルの手作りだったりして、ロザリアはそれを赤ん坊ごとホラホ
ラと掲げて見せる。
 ネルは思わず視線をそむけてお茶を飲んでいる。ネルも、仕事をしていた時はこれ程で
もなかったのだが、時間ができたせいなのか、内装に凝るようになったらしい。
 最近は、じっとしてられないと、鍛練もはじめたそうだが。
「そういえば、アルベル殿、焔の継承受けるんだってね?」
「うん」
「って事は、アルベル殿も、アルゼイ様やお父上と同じドラゴンライダーになるわけね」
 アーリグリフ王妃としての勉強を怠らないロザリアは、歴史や人物にもくわしくなった
ようである。もしかしなくても、アルベルよりくわしくなっているかもしれない。
「やっぱり心象の変化なのかしら?」
 ロザリアは、夫も子供ができたら少しは変わったりするのかな、と思いながらつぶやく。
「移動が楽になるから、だってさ」
「………そう………」
 なんだか乗り物を手に入れるような理由に、ロザリアはちょっとだけあきれて目を閉じ
た。
「……でも、そうなると、疾風にいったりするのかね?」
「そうなんじゃない? アルゼイ様もそれを考えている感じよ。今の疾風団長はあくまで
仮の立場だし、時間の問題なんじゃないかしら?」
「そう……」
 それを聞いて、ネルが考え込むようにぼんやりする。その様子を見て、ロザリアが口を
開いた。
「ここを離れるのが嫌?」
 カルサア修練所は漆黒の本拠地である。もし、アルベルが疾風に異動した場合、ここか
ら離れる事になるだろう。
「いや……その……なんていうか……」
「ここの人達と随分仲良くなったものね。ついこの間までは殺し合いをしていたのにね」
 言いにくそうなネルの気持ちをくみ取って、ロザリアは赤ん坊を優しくなでながら言う。
「………そうだね……」
 ぼんやりしたまま、ネルは頷いた。こうして、地に足をつけて慣れ親しんでみると、あ
れほどまでに憎んでいた気持ちがわからなくなってしまう。
「ねえ、ネル。私たちが子どもの頃は、両国もここまで仲は悪くなかったよね。戦争でぐ
ちゃぐちゃになってしまったけど…。私も、戦争中はアーリグリフを恨みもしたわ。裏切
りの女王が建国した国のくせにって…。でも、憧れのお兄ちゃんがアーリグリフ王だと知
って、本当に驚いた…。強く嫁入りを希望したのもね、もちろん、アルゼイ様を慕い続け
ていたのもあるけど、早く両国間の溝を埋めたいとも思っていたの。政略結婚とはいえ、
まずは第一歩だと思って」
「うん」
「アーリグリフに乗り込んで、アペリス様の教えを導く手助けもできるかもしれないとか、
色々。…戦争中、何故アーリグリフがあそこまで強引に事を進めた真相も知りたかった。
そして、アーリグリフに来てみて…、この国の現状を目の当たりにして…。…とにかく、
ショックだったわ…。アーリグリフの蛮行を罵るのは簡単だけど、シーハーツで暮らして
いた私は心苦しくなるの。自国の問題は自国で解決すべきと言うのは、正論だと思う。け
れど、こことの落差をシーハーツの人々はどれだけ知っているのかなって、思う…」
「……ロザリア……」
 ここに来る前のネルなら、ロザリアの言葉にきっと意見しただろうと思う。
「…わかってるよ? 戦争以外の方法もあったんじゃないかとか、ヴォックス公爵の存在
とか。………アルゼイ様がエレナ様を娶るためにけしかけたんじゃないかっていう噂も…」
「……いや、それは……」
 さすがのネルも、あながち間違っていなさそうな最後の噂は、王妃目の前にどう言って
良いかわからなくなってくる。
「まぁ、噂はともかく。戦争なんていう解決法は野蛮だって、…私もそう思うし、悲しい
事だと思う。とてもじゃないけど、肯定できる事じゃないわ。…でも、強く否定もできな
いの。……不思議だよね。戦争が無かったら、私たち、ここにいなかった事になるのよ。
こんなに可愛いこの子だって、存在するはずもなくなってしまう…」
 ひどく優しい眼差しで、ロザリアは抱いている赤ん坊の頬をそっとなでる。ネルも、そ
う言われて己の運命の数奇さを思わずにはいられない。まさかアーリグリフの将軍に嫁入
りするなど、ほんの数年前までは考えられもしなかった事だ。
「……私達の時代は無理でも、この子達の時代は、今よりももっと、昔よりもずっと、仲
良くなっているといいよね」
 シーハーツ王家出身のアーリグリフ王妃は、そう言いながらほほ笑んだ。おそらく、そ
れは彼女の悲願なのだろうと思う。ネルもその気持ちは誰よりもよくわかる。
「…そうだね…」
「ふふ」
 ネルが微笑みながらそう言うと、ロザリアも笑って応えた。そして、小声でシーハーツ
に伝わる子守歌を歌いはじめる。
 目を閉じて、ネルはその歌を聞いていた。ネルも、幼い頃は慣れ親しんだ歌だ。
「…………はあ……」
 歌い終わり、すやすやと寝入る赤ん坊を、穏やかな笑顔でながめるロザリア。
「……赤ちゃんほしい〜」
 そして、おなじみのフレーズになってしまったので、ネルは苦笑した。
「作れば良いじゃない」
 あきれた声でネルがそう言うと、ロザリアはまたため息をつく。
「アルゼイ様が忙しくてなかなか…。頑張ってはいるのよ」
「はいはい。引き続けて頑張りな」
 投げやりな口調で言って、ネルはカップに口をつける。ロザリアの場合、世継ぎを産む
事になるので、そういうプレッシャーもあるのだろうが、彼女自身としても強く望んでい
る。
「ネルのとこは? 二人目考えてるの?」
「んー? んー」
 お茶を飲みながら、ネルはよくわからない曖昧な声を出す。それを見て、ロザリアはジ
トっとした目で彼女を睨んだ。
「ネルの旦那は精力絶倫そうだもんね。時間の問題か」
「ぶはっ!」
 ロザリアの言葉に、ネルは飲んでいたお茶を吹き出した。
「けほっけっ…、な、なにをいきなり…!?」
「だって、あっちの方は満足してるんでしょ?」
「……あんたねえ……」
 テーブルの上にあったふきんで、吹き出したお茶を拭きながら、震える声を出す。
「どうなのよ」
「どうって…その………………………………それなりに…」
 ネルは顔を赤らめて口ごもっていたが、最後の方は小声で肯定する。それを見たロザリ
アは口をとがらせた。
「いいじゃない。旦那の性格がちょっとばかりアレでも。美形だし、実力あるし。家族に
は優しいじゃない。それ以上望むのは贅沢ってものよ。私はアルゼイ様の方が良いけど」
「いや、ちょっとばかりじゃないよ? アレは」
 アルベルの性格が性格なので、ネルはロザリアに愚痴ったりするのだが。ロザリアとし
ては、ネルが望み過ぎな気がしてならない。
「子供はこんなに可愛いし。あなたが不幸せだなんて認めないわよ」
「いや………その、別に不幸せだとは言ってないだろ? 幸せかどうかは、その、ともか
くとして」
「…別に素直に認めたって、何か良くない事があるわけじゃないじゃない」
 赤ん坊を抱き直して、ロザリアは素直じゃないなと思いながらネルを見る。
「嫌なの? ここに嫁いだ事が」
「…別にその、嫌じゃないけどさ……。その……」
 言いよどんでいたが、あきらめたようにため息をついた。
「なんか、癪なんだよね。あれだけ大騒ぎして、なんか…さ…」
「良いじゃない。結果良ければすべて善しよ」
「あんた、気楽な性格してるね…」
「前向きって言ってほしいわ」
 すました顔でそう言って。でも、二人は顔を見合わせて笑い合った。
「でも、本当に二人目は考えてるの?」
「うん。そのうちにね」
 話を切り替えるようなロザリアの言葉に、ネルはあっさりとうなずいた。
「その子に弟でも妹でもさ。兄弟が多いと楽しそ……」
 言いかけて、ネルは自分を見つめるロザリアの視線に気が付いた。
「あなたね。今の顔、鏡で見てみると良いのよ。それを幸せって言うのよ! もう! え
い!」
 ロザリアは抱いていた赤ん坊をつかって、ネルに襲いかからせるまね事をする。ネルは
笑いながらその攻撃(?)を避けていた。
「ちょ、ちょっとロザリア! やめなってば! せっかく寝たのに起きちまうじゃない
か!」
 二人の楽しそうな笑い声は、わりと長い時間響き渡っていた。


                                    END















































 ……なんか…。なんでこんなに長くなってしまったんでしょうか……。
 どうせ載っけるの裏だから、たらたらしてたってカマワネーよなとかいう意気込みだっ
たせいなんでしょうが…。でも書きはじめた時はここまで長くなるとは思わなくて、PCで
キー打ちながら、いつになったら終わるんだコレとか思ったりして、打っても打っても終
わらない感覚に陥りました。
 というわけで、元々は裏用に書いてた話だったりします。でも、書き終わってみたら、
裏に乗っける程のものじゃないなーってんで。なにより、そんな描写が全体の1割にも満
たないようなモノになってしまいまして。少し修正して表に持ってくる事にしました。
 いやはや。
 で、アルネルサイトさんを巡る前は、アルベルとネルって、くっつくにしたってED後な
感じがしていたわけですよ。
 アルベルはイベント上はともかく、PAによるネルへの感情値の上がり幅がいちいち大き
いじゃないですか。ネル相手ではキャラ中、最高になりますし。でもって逆にネルからは
というと、元々アルベルのPAは下がりやすいのばっかりですから。良くて嫌いじゃない程
度だろうなと。後半、アーリグリフを歩くネルのセリフから、この国に対しての、彼女の
態度がかなり軟化しているように見受けられたので、アルベルに対してもそれくらいになっ
てるんじゃないかと思ったのです。
 だから、嫌いじゃないけど、異性というか、そういう対象として見てない感じ。
 アルベルはアルベルで、惚れてはいるけれど、プライドが邪魔するし、仕事も忙しいの
であまり積極的に動こうとは思わない感じ。それにこういうものに対して元々積極的にな
る性格してないだろうしなぁ。
 で、そんなところから考えて、ED後にアルネルするにゃー、どーしたもんかなと。思っ
て。どっちにしろ、できちゃった婚なのは、彼らの性格によるものだと。思うのですが。
そういう強烈な後押しがないと二人とも動きそうにないもんで…。
 ロザリアがやたら出張ってます。彼女を書きたかった事もありますが、アルネルを応援
するのは彼女くらいなもんかなと。他は、良くも悪くも大人な連中ばっかりな感じがする
んですよ。ウォルターとか、アルゼイとか。おせっかいな性格してなさそうだし、そこま
で干渉しなさそうなんですよね。
 なんか、ロザリアがやたらイイ性格になってしまいましたが、15年も片思いを続行する
上に、あの状況でアーリグリフ国王に是非にと求婚するあたり、思い込んだら一直線な性
格に思うんですよね。で、あんな感じになったと…。
 微妙にアルネも15とかぶっているところもあるかと思いますが、同じ人間が同じカプ扱っ
て書いているもんで。見逃してやってください。
 これを書くために、SO3をちょいとやり直してみたり、辞書読み直してみたりとかしたん
すけどね。このゲームって妙な所が細かくて、妙な所で大ざっぱですよね。アーリグリフ
が建国して何年だっつーのは数字で書いてあるのに、戦争始まったのは[数年前]とかだっ
たりしますからねー。読み落としもあるかもしれませんけど。あと、マユと母親だけで漆
黒の家事を切り盛りしてるって書いてあったけど、二人じゃ無理だろ…。まぁ下っ端兵士
も手伝うのかもしれませんが。なんて感じで数人ほど増やしてしまいましたが。
 ま、ともかく。なんだか、後書きも長くなってしまいましたが、ここまでお付き合い下
さりありがとうございました。